ITコラム

偽Microsoftを騙るサポート詐欺の手口と対処方法

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偽Microsoftによる被害額が約4億5千万円!

消費者庁は9月28日、偽Microsoftロゴを用いて信用させ、ウイルス駆除を行い多額の金銭を支払わされる被害が多発していると注意を呼びかけました。
この被害は2021年ごろから相談が相次いでおり、2021年から2023年の間の被害額は約4億5千万円にのぼると消費者庁は発表しました。
最近では、インターネットバンキングの遠隔操作による被害も確認されています。

 

偽Microsoftの詐欺業者の手口の一例

具体的な手口の一例をご紹介します。

パソコンに表示される偽の警告や警告音

いきなり警告表示や警告アラートを鳴らし、焦った被害者に偽のサポートに連絡するように仕向けます。この偽の警告表示にはサポートへの電話番号が記載されており、そこから被害者に連絡させるよう仕向けます。

パソコンを遠隔操作するツールをインストールするよう誘導

サポートに連絡するとマイクロソフトのサポートを騙る詐欺業者に繋がります。ウイルス駆除と称して遠隔操作ソフトやサポートツールのインストールを誘導する場合があります。

遠隔操作でパソコンが危険な状態であるかのように説明し不安を煽る

遠隔ソフトを使用し、詐欺業者はパソコンにハッカー一覧のようなテキストファイルを表示し、このような人々があなたのパソコンに侵入しているとあたかもウイルス感染して危険な状態であるかを説明します。また、「Microsoft」のロゴと顔写真や名前が掲載された偽の社員証を見せてくる場合もあります。

ウイルス駆除のサポート費用として金銭の支払いを要求

サポート後は、サポート料金と称してギフト券やビットコインでの料金支払いを迫る場合もあります。
主にネットバンキング、前払式電子マネーでの支払いを迫ってきます。

実際に偽警告表示にあった時の対処法

では、実際に詐欺にあってしまった時の対処法をご紹介します。

ボタンを押さない!

偽警告に表記されているボタンは押さないでください。
キャンセルや戻るであっても押さないでください。

電話をかけない!

Microsoftではエラーメッセージや警告メッセージとともに電話番号を記載することは一切ありません。
絶対に電話しないでください。
また、Microsoftの公式な電話受付は以下の番号になります。

法人のお客様 TEL: 0120-41-6755
平日 9:00 – 17:30 (祝日および指定休業日を除く)

個人のお客様 TEL: 0120-54-2244
平日 9:00 – 18:00、土日 10:00 – 18:00 (祝日および指定休業日を除く)

画面を閉じる!

警告表示を閉じてください。もしブラウザーを閉じるなどができない場合は、以下の手順を行いブラウザーを閉じてください。

①キーボードでCtrl+Alt+Delキーを同時押しします。

タスクマネージャーをクリックします。

③Google ChromeやEdgeなどのブラウザーアプリをクリックし、タスクの終了をクリックします。

 

この警告自体、以前投稿したブラウザの通知を利用した偽のウイルス警告と仕組みが似ているため、ブラウザを閉じると消えるようになっています。

▼ウイルス感染警告通知の対処法 はこちらから見れます。

まずは一度立ち止まって判断してください!

偽物か本物か確認することが求められます。
確認のためには偽物と本物の違いを理解しておく必要があります。
オアシスではこのようなご相談の対処も請け負っておりますので、お電話下さい。

オアシスではセキュリティやネットワークなどの保守サポートを行っております!