ITコラム

最近のWindowsUpdate

サポート

皆さんこんにちは、オアシス広報委員会です!最近Windowsアップデート周りで不具合や困りごとが多く、弊社でもお客様から問い合わせがたくさんありました。
その内容について少し紹介をしていきたいと思います。

Windowsアップデートとは何なのか?第2回の記事で紹介しております!【やってる?WindowsUpdate

おもな症状としては、

  • jpegなど画像ファイルを印刷しようとすると、真ん中の色が抜けててうまく印刷ができていない
  • 印刷をしようとするとパソコンが青くなってフリーズ・再起動してしまう などなど…

Windowsはなるべく最新の状態にして使いたいところですが、ごく稀に更新プログラムによりパソコンに重大な不具合を起こしてしまうことがあります。
今回は3月9日に配布を開始した累積プログラム【KB5000808(20H2/2004)】、【KB5000802(1909)】が悪さをしていたようです。

更新プログラムが配信された翌々日にはMicrosoftに問い合わせが殺到し、原因の調査を進めたそうです。その数日後に不具合を直す修正パッチが出ましたが、改善されず。
なかなか最新の更新プログラムを当てるだけでは不具合を解消することは難しかったですね。

対応内容

では、3月上旬から現れた更新プログラムの不具合に対してオアシスとしてはどのように対応したのか、ざっくり紹介します。

該当する更新プログラムのアンインストールです。
更新プログラムってアンインストールできるんですか? はい、できます。

画像の中には該当する3月分のプログラムはないですが、4月に配布された【KB5001330】はインストールされています。4月に関しまして、後ほど説明します。

コントロールパネルを開く→プログラム→インストールされた更新プログラムを表示→インストール日で順番を変える

すると、KB5000808やKB5000802が表示されると思います。それを選択し、アンインストールを行う。
その後、PCの再起動を求められるので、再起動を行う。
起動後、更新プログラムが消えていることを確認し、印刷をすると真ん中が抜けることや強制再起動、フリーズせず正常にプリントできます。

しかし、前回のWindowsアップデートの回でも紹介したとおり、時間がかかる場合があります。このアンインストールの作業でも2時間かかるスペックのパソコンや、
30分ほどで終わるパソコンもありました。
Windowsアップデート関連のため、アンインストールする作業もタイミングを見計らって行いましょう。

また、Windowsアップデートは自動でインターネットから最新のプログラムを拾ってきてしまいます。
修正パッチも出ていなかった時は、しばらく更新を停止していました。

左下スタートボタン→設定→更新とセキュリティ→WindowsUpdate→詳細オプション→更新の一時停止

更新は一時停止することができるのですが、最大で35日間です。その後、更新をしないと再度止めることができないです。

そして4月の更新プログラムが配布されました。

4月度更新プログラム

  • Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム(KB5001330)
  • Windows 10 Version 2004 の累積更新プログラム(KB5001330)
  • Windows 10 Version 1909 の累積更新プログラム(KB5001337)
  • –2021 年 3 月の定例リリースに公開された Windows 10 のセキュリティ更新プログラムを適用後に確認されていた、2 つの印刷に関する問題 (印刷時のブルースクリーンになる問題と画像ファイルが正しく印刷されない問題) は 3 月に公開した定例外の更新プログラムで修正されており、4 月のセキュリティ更新プログラムにもその修正が含まれています。

来ました。3月修正パッチの修正です。セキュリティ面の強化もアップデート内容に含まれていますが、このプログラムを当てたところ、印刷の不具合が劇的に減少しました。
最新を当てても3月の不具合が残っているところもありますが、そこはアンインストールで対応しています。

まとめ

更新プログラムに翻弄された3月でしたが、何とかアンインストールでしのぎつつ、4月の更新プログラムで一気に回復を見せました。
なるべく最新にすることがおすすめですが、このようなトラブルは起こることもあるので、常に情報は集めておきたいところですね。
今回は、

  • 更新プログラムをアンインストール
  • 更新の一時停止
  • 修正の入った更新プログラムを当てる

という内容で対応させていただきました。パソコンを守るために更新しているのに不具合を起こしてしまうところが可愛らしいですね、なんてこった。

最後に、Windowsのバージョンが1909でご使用中の方は、1909のサポート期限が2021/5/11までとなりますので、2004または20H2に最新に上げることをお勧めします。

サポートが終了となるとどのようなことが起きるのか。
更新プログラムが配信されなくなり、セキュリティ面が弱くなってしまう、品質向上のためのアップデートが受けられなくなってしまいます。
お時間のある時にバージョンをあげておくと安心ですね。

グレーアウトしているバージョンは既にサポートが終了しているものです。

オアシスでは、企業様に向けた相談・サポートを行っております。
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では、次回お会いしましょう!